2020年04月17日

朝の連続小説

某テレビ局のドラマではありません。
先生やっていた頃の、私の実践です。

その頃、
学校にはゆとりがあって。
朝の会も、せわしくなかった。

学校で読書の奨励が盛んになってきた頃で、
朝読書とか、昼読書とかやっている学校が多かった。

私は、子どもの頃本が大好きで。
特に長い創作の物語が好き。
イギリスとかドイツとかフランスとかアメリカとかの。

何で本を読むのかって、面白いから。
先生や親に言われたからではなく、面白いから読んでいました。

だから、
とにかく本を読め、ではなくて、
ちょこっと、色んな本を知って、面白い本に出会ってほしい。
そんな思いがありました。

それで始めたのが、
「朝の連続小説」。
一冊の本を、朝の会でちょこっとずつ読み進める。
ある時は、おススメの短い絵本を読む。

中学年におすすめは、
「魔女がいっぱい」(ロアルド・ダール作)

どの学年も笑うのは、
「うんこ!」(サトシン作)

なぜか高学年が喜んだのは、
「きゅうりさん あぶないよ」(スズキ・コージ作)
「とさかにごはん」(スズキ・コージ作)

私が読んだ本が面白いかどうかは、その子の自由。

だけど、
色々聞くことで、
自分じゃ手に取らない本に出会うことで、
これ面白いんだよ!と大人が目を輝かせることで、
一冊でもすてきな出会いが生まれたらいいな、

そんな思いでした。

朝の連続小説

なぜ、今、こんなことを書こうと思ったかというと、
娘の読む子ども新聞に、

「読みたいから読む!」
という記事タイトルを見つけたから。

本当にそうだよ~!
と思ったから。

これまた私以上に本好きの娘に聞いたところ、
彼女は、
「面白いから読む。」
のだそう。

そんな彼女にも、読まず嫌いがあり、
表紙の絵で遠ざかったり、
ちょっと読みでやめたり。

でも、
読み聞かせで読むと、
あとで、自分で読んでいる時もあります。
全部じゃないけどね。

そんなものだなって、思います。

大人に言われて、
宿題だから、
読まないと怒られるから、
ではなくて、

ほんとに読みたいな、って本に出会えたら、
人は、本を読むんじゃないのかな。

そんな気持ちを育んであげるには、

大人が楽しむ、
大人が目を輝かせて本をおすすめする、
大人から読み聞かせてあげる、

って、大切だよな。
って私は思ってます。

家にいる時間が長くなった今。
家にいるから読書、ではなくて、
家にいるから読書したい気持ちを育む、は、
いかがでしょう?
朝の連続小説


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Posted by U-ko(ゆーこ) at 15:18 │想い子育て