スポンサーサイト


上記の広告は30日以上更新(記事投稿)のないブログに表示されています。  

Posted by スポンサーサイト at

2021年08月30日

どうしてNHAをやってるの?私

娘が、あるチームスポーツを始めた時のこと。

女の子は5、6人で、あとはみんな男の子。
女の子は、もう何年も一緒にその教室に入っていた子たちで、仲が良い。
女の子と男の子はチームが分かれている。

そんな状況の中、男の子とも平気で遊べる娘だけれど、子ども達の輪の中に入って行けなかった。

ここに入りたいと、参加を決めたのは娘。
毎週、娘は「行きたくない」と言わず、練習に行く。
練習時間はみんなと一緒に。休憩時間は、母親(私)のそば。でも視線は、遊んでいる女の子たちの方。

そんな娘を見ながら、私は毎回葛藤。
「自分から声をかければ、仲間に入れてくれるよ。」
「意地悪じゃないんだよ。きっと、みんなも何て声かけていいか分からないんだよ。」
と言ったり、ぐっとこらえたり。
じれったくて、ほら行ってきなよ、と背中を押したくなったことも、度々ある。

その度、そんな自分の感情・・・
いつまでたっても変わらない、という焦り。
もういい加減に声かけなよ!というイライラ。
ああ、今日も入れなかったか、という落胆。
そして、NHAをやっているからこそ、
娘のポジティブさを見なくちゃー、という義務感。
などと戦い、
なんとかリセットしたり、
できなかったり、
時には手放せて楽にリセットできたり、といった日々を繰り返す。

NHAやっていると、
普通に、励ましたり、怒ったり、こうした方がいいよって助言したり、諭したりした方が楽なんじゃないかって、思うんですよ。
今回だって、無理やりにでも背中を押せば、みんなの中へ入っていくかもしれない。
反対に、そんなに仲間に入れないなら、やめさせてもいいんじゃないか。
そうなれば、解決が早いでしょう?って思う時もあるんです。

そう。NHAやっていなければ、
こんなに自分と向き合わなくても済むし、こんな大変な思いしなくていいじゃん、って。

だけど、
大変なのに、
しんどい時があるのに、
どうして、私はNHAをやっているんだろう?

・・・私は、娘の中に、この局面を乗り越える力があるって、信じられているんですね。
初めての人や環境が苦手な娘だけど、自分から人に関わる力があるって。

私が無理矢理介入することは、できる。
でもそれは、娘の成功を奪うことになる。
娘の感情を無視して、
「あなたは、母親がいないと何もできないのよ。」という本当に私が伝えたいこととは違うメッセージを娘に伝えてしまうことになる。
それが、予測できている。

だから、
みんなの中に入ることができても、できなくても、
娘を信じて待ちたいと思っている。

NHAは、娘の中に、
自分を信じる力を育てるために、
前向きな自己像を築くために、
遠回りのように思えるけれど、実は、一番本質的で近道なんだよね。



こう書くと、すごく立派なようですが、
毎回毎回、自分の感情の波と戦っていたのでした。

で、
結果、どうなったか?
ものすごくゆっくりとしたペースで、
娘は自分から、女の子たちに声をかけるようになりました。
そこには、
新しい子が見学に来たとか(結局、入らなかったけど)、
ある日の練習で、うまく一緒に練習できたとか、
試合に出ることになったとか、
色々な、外的きっかけもありました。

でも、
これらのきっかけをうまく使い、自分の安全範囲を広げられたのは、娘の力。
私がしたことは、
毎回、自分の感情をリセットすることと、
帰りの車の中で、その日の娘のがんばりと、それがどんなにすごいことなのか伝えること、拍手を送り続けること、でした。

私、がんばったなあ、ほんと。

☆9月15日(水)10時~ オンライン・NHA講演会
詳しくは、こちらから

☆不登校のためのNHAの詳細は、こちらから。

☆不登校のためのNHA公式LINE始めました!
30分無料相談開催情報、講座情報、ほっとするお話など、発信中です。
友だち追加は、こちらから↓



☆NHAのイベント情報などを発信中!
NHA Japanのfacebookは、こちらから

☆NHAを使うとどうなるか、が分かるよ!
NHA JapanのInstagramは、こちらから
  


Posted by U-ko(ゆーこ) at 17:03NHAって何?

2021年08月26日

NHAを子育てに使うと、こんな感じ。

もう子どもが遊ばなくなったブロックのおもちゃを、ひとに譲ることにした。

ブロックをきれいにしてまとめた。
そうしたら、娘がこんなことを言い出した。
「私のところに、まだブロックがあるんだ。」

「組み合わせたブロックを離す道具が2つあるんだけどね、一つは使いやすいの。もう一つは使いづらいの。」

「使いやすい方をあげた方がいいかな。でも、私が使いやすい方がいいかな、とも思うし。使いにくい方をあげたら、かわいそうかなって思うし。両方あげたら、私もやっぱり欲しかったって思うかもしれないし。お母さんはどうしたらいいと思う?」

この話に対して、つい私がやりそうになった対応と、予想される娘の行動は、こんな感じ。
Aパターン
「え?そりゃ、使いやすい方をあげなよ。使いにくい方をあげたら、(相手に)悪いじゃない。」
→娘「そうだよねえ。じゃあ、そうするよ。」(あっさりと。でも、心の中は?渋々?)

Bパターン
「もしかして、ブロックあげたくないの?でもさ、いつまでもとっておくと、おもちゃ増えるばっかりでしょ。どうせ遊ばないんだから、全部あげちゃいなよ。」
→娘「分かったよ。もう、いいよ。」(ムッとしている)

Cパターン
「あげる相手の気持ちになったら、どう?もしあなたが使いにくい物をもらったら、どんな気持ち?いやだよね?相手の気持ちを考えようよ。」
→娘、しゅんとする。(心の中は?うらめしい?イライラ?)

A、B、Cのうち、どれかをやりそうになった私。
はっ、と気づいて、一生懸命リセット。

自分の中に、
相手のことを考えられる優しい子になってほしい
要らなくなったものは、さよならしてほしいのに。断捨離だよー。
みたいな、自分の価値観があって、反応していることにも気づく。
はい、リセット!




そして、今はできると思ったので、NHAパターンに挑戦。
「そうか、どうしたらいいか、迷ってるんだね。今のあなたの顔を見ていて分かったんだけど、ブロックをあげることにも、まだ迷いがあるんだね。あげたくないなって気持ちがあるって、分かるよ。」
娘、何だかほっとしたように、うんうん、とうなずく。

「だから、自分の手元にあるブロックは、持っていたいんだね。自分の正直な気持ちに気づいているね。使いやすい方を自分が持っていたいっていう気もちがある。でも、それじゃあ、相手に悪いっていう気もちもある。両方の気持ちに気づけているね。そんな○○ちゃんは、自分のことも相手のことも大切にできているね。そして、自分の正直な気持ちを否定しないで、受けとめられているね。」

娘、ちょっとうれしそうに聞いていました。

そして、明るい顔で、
「うん、そうなんだよ。それで?どうする?」
って聞いてきました・笑。
「うん、どうしたい?どうするといいかな?」
って、私は返しました。

今の所、ここで終わっています。
こうした方がいいんじゃない?というアドバイスもしていません。
娘も、それ以上、追及してきません。

私の中には、早く決断しなくちゃとか、分からせなくちゃ、という焦りや不安は不思議なくらいなくなりました。
その代わり、きっと、娘が自分で答えを出すだろう。その力がこの子にはあるんだから、信じて待とう、という気もちが出てきました。

だから、今、待っている所です。

NHAは、どんな状況でも、その子の素晴らしさの部分に向けて拍手を送ります。
それは、不思議なことに、自分にも拍手を送れる、自分の芯を太くすることになるようです。




☆9月15日(水)10時~ オンライン・NHA講演会
詳しくは、こちらから

☆不登校のためのNHAの詳細は、こちらから。

☆不登校のためのNHA公式LINE始めました!
30分無料相談開催情報、講座情報、ほっとするお話など、発信中です。
友だち追加は、こちらから↓



☆NHAのイベント情報などを発信中!
NHA Japanのfacebookは、こちらから

☆NHAを使うとどうなるか、が分かるよ!
NHA JapanのInstagramは、こちらから


  


Posted by U-ko(ゆーこ) at 15:04NHAって何?

2021年08月19日

言うことを聞かない子に

リセットの難しさ

お風呂に入る前、絵をかいて遊んでいる娘。
「お風呂だよ。」
と言っても、
「はあい。」
と言いながらやめられない娘。

しばらく待っても動かないので、
「リセット、絵はかきません。」
と言う。
※NHAの3番目のステップです。

お風呂の中で娘が、
「お母さん、リセットっていう時、鬼みたい。」
と言う。
「えっ?そうなの?それは、怖いってこと?」
と聞くと、
「そう、怒ってるみたい。」
と。

うーん、まだまだ、だな。

さっきも、落ち着いて「リセット」って言ったつもりだったんだけどなあ。
声のトーンとか、大きさとか、表情とか、意識したつもりだったんだけどなあ。

私の中に、
・早く絵をかくの、終わりにして。
・早くお風呂に入ってくれないと、私が困るんだけど。
という思いが根強く残っていたのね。
つまり、子どもを自分の思う通りにコントロールしたいという思いが、
根強くあるんですね~。

やっぱり、
表面上、見える反応、聞こえる反応ではなくて、
見えないけれど感じる反応の方を、子どもは感じ取るんだなあ。
改めて、はっきり感じました。
口では怒ってないって言ってるけど、怒ってるじゃん!って。

私にとって、リセットは、まだまだ大きな課題です。

さて、リセットはNHAで使う一つの方法です。
でも、表面化した反応より、そこに流れる反応を子どもは感じる。
というのは、NHAに限定されたことではありません。

一生懸命ほめてたつもりなのに、相手には全く伝わってなかった。
冷静に注意したはずなのに、相手は、ひどく怒られたと感じていた。
などのようなこと、ありませんか?

これは、なぜでしょう?

NHAこころを育てるアプローチの基盤となるのが、「子どもと大人の関係性」「人と人との関係性」です。

9月にオンライン講演会があります。
この部分をお話しますよ~。



☆9月15日(水)10時~ オンライン・NHA講演会
詳しくは、こちらから

☆不登校のためのNHAの詳細は、こちらから。

☆NHAのイベント情報などを発信中!
NHA Japanのfacebookは、こちらから

☆NHAを使うとどうなるか、が分かるよ!
NHA JapanのInstagramは、こちらから。  


Posted by U-ko(ゆーこ) at 11:53NHAって何?