我が子が自分自身を否定することをつぶやいた時に起きた事

U-ko(ゆーこ)

2021年12月08日 16:42

「〇〇ちゃん、自分のこと、冷たいって思うんだ。」
娘が突然言い出した。

え、そんなことないでしょ。
何があったの?

そんな動揺の中、これは傾聴が必要な場面だ!と感じて、傾聴し始める。
どうやら、
友だちに対して自分が感じている事の中身、
友だちと自分を比べて感じる事、
そういったものから、「自分は冷たい人なのでは?」と思ったということだった。

と文章で書くように、私は、すんなり傾聴できたわけではない。

聴きながら、自分の中に、
「そりゃ、そう思っても仕方ないよ。」
「人は人じゃん。あなたは、すごく優しい子だよ。」
「それは、相手の子の問題だから、あなたが悩まなくてもいいんだよ。」
といった思考が次々に生まれてくるのを感じていた。
喉元まで、そのセリフが出そうになったりもした。

その時、私は何をしていたかというと・・・、
リセット。
はい、またリセット。
そうだった、リセット。
この繰り返し。
リセットしては、娘の話を聴くことに意識を傾ける、の繰り返しだった。

娘が、ほぼ、言いたいことを言い終えたようだったので、最後に聞いてみた。
「この話の中で、〇〇ちゃんの素晴らしさって、何?」
答えられないかなあ、と思ったけれど、娘はちょっと考えて、
「正直だと思う。」
と言った。
だから、私も、娘の事実とその素晴らしさを伝えた。
心の中では、リセットし続けられた自分に「まるっ!」をあげた。

こんなわけで、
表面上、主に子どもにNHAをやっているように見える私ですが、
実は、自分に使っていることが多いです。
リセットできない時も、
リセットするもんか!と思う時も、
NHAが吹っ飛んでいる時も、
確実にあります。

だから子どもに対して、ものすごくNHAができているわけではないのですが、
それでも、こうして子どもの中には豊かさが育っていくことを教えてもらっています。

あなたの素晴らしさはこれだよ、と受け取るだけの状態から、
自分の素晴らしさを口真似で言える状態へ。
そのうち、質問されて考えられるように。
さらに、最近は、自分で考えて自分で言えるように。
今回、ネガティブな場面でも、言えるように。

随分と、長い時間がかかりましたが、
種をまきつつ、水をやりつつ、あきらめずに、少しずつ育てられた自分に「まるっ!!」

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