どうしてNHAをやってるの?私

U-ko(ゆーこ)

2021年08月30日 17:03

娘が、あるチームスポーツを始めた時のこと。

女の子は5、6人で、あとはみんな男の子。
女の子は、もう何年も一緒にその教室に入っていた子たちで、仲が良い。
女の子と男の子はチームが分かれている。

そんな状況の中、男の子とも平気で遊べる娘だけれど、子ども達の輪の中に入って行けなかった。

ここに入りたいと、参加を決めたのは娘。
毎週、娘は「行きたくない」と言わず、練習に行く。
練習時間はみんなと一緒に。休憩時間は、母親(私)のそば。でも視線は、遊んでいる女の子たちの方。

そんな娘を見ながら、私は毎回葛藤。
「自分から声をかければ、仲間に入れてくれるよ。」
「意地悪じゃないんだよ。きっと、みんなも何て声かけていいか分からないんだよ。」
と言ったり、ぐっとこらえたり。
じれったくて、ほら行ってきなよ、と背中を押したくなったことも、度々ある。

その度、そんな自分の感情・・・
いつまでたっても変わらない、という焦り。
もういい加減に声かけなよ!というイライラ。
ああ、今日も入れなかったか、という落胆。
そして、NHAをやっているからこそ、
娘のポジティブさを見なくちゃー、という義務感。
などと戦い、
なんとかリセットしたり、
できなかったり、
時には手放せて楽にリセットできたり、といった日々を繰り返す。

NHAやっていると、
普通に、励ましたり、怒ったり、こうした方がいいよって助言したり、諭したりした方が楽なんじゃないかって、思うんですよ。
今回だって、無理やりにでも背中を押せば、みんなの中へ入っていくかもしれない。
反対に、そんなに仲間に入れないなら、やめさせてもいいんじゃないか。
そうなれば、解決が早いでしょう?って思う時もあるんです。

そう。NHAやっていなければ、
こんなに自分と向き合わなくても済むし、こんな大変な思いしなくていいじゃん、って。

だけど、
大変なのに、
しんどい時があるのに、
どうして、私はNHAをやっているんだろう?

・・・私は、娘の中に、この局面を乗り越える力があるって、信じられているんですね。
初めての人や環境が苦手な娘だけど、自分から人に関わる力があるって。

私が無理矢理介入することは、できる。
でもそれは、娘の成功を奪うことになる。
娘の感情を無視して、
「あなたは、母親がいないと何もできないのよ。」という本当に私が伝えたいこととは違うメッセージを娘に伝えてしまうことになる。
それが、予測できている。

だから、
みんなの中に入ることができても、できなくても、
娘を信じて待ちたいと思っている。

NHAは、娘の中に、
自分を信じる力を育てるために、
前向きな自己像を築くために、
遠回りのように思えるけれど、実は、一番本質的で近道なんだよね。



こう書くと、すごく立派なようですが、
毎回毎回、自分の感情の波と戦っていたのでした。

で、
結果、どうなったか?
ものすごくゆっくりとしたペースで、
娘は自分から、女の子たちに声をかけるようになりました。
そこには、
新しい子が見学に来たとか(結局、入らなかったけど)、
ある日の練習で、うまく一緒に練習できたとか、
試合に出ることになったとか、
色々な、外的きっかけもありました。

でも、
これらのきっかけをうまく使い、自分の安全範囲を広げられたのは、娘の力。
私がしたことは、
毎回、自分の感情をリセットすることと、
帰りの車の中で、その日の娘のがんばりと、それがどんなにすごいことなのか伝えること、拍手を送り続けること、でした。

私、がんばったなあ、ほんと。

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