子育て中のお母さんが一番ほしい言葉、から考えたこと。
子育て中のお母さんがほしい言葉。
そうだよ、それがほしかったんだ、
と思う言葉。
励まし?
我が子をほめられること?
それもうれしいかもしれないけれど、
そこではない気がする。
今必要な育児情報?
的確なアドバイス?
いつかは役に立ったり、
後々、思い出して納得したり、
するかもしれないけれど、
多分、
「今」は、
いらないかもしれない。
プライベートでも、仕事でも、
多くのお母さん達と出会えた。
その中で思う。
お母さんがほしい言葉。
それは、
お母さんの「今」を認める言葉。
お母さんの「今」に寄り添う言葉。
じゃないかな。
だめよ、そんなことしちゃあ。
こういうふうにするといいのよ。
人はつい教えたくなるけれど、
多くの場合、
目の前のお母さんの、その行動や、その言葉は、
考えたり、悩んだり、迷ったりしながら、
一生懸命子育てしている途中の姿なんだと思う。
子供がいくつになっても、
「今」の子供に向き合っているのだから、
悩みもするし、迷いもする。
子供を愛情で満たしてあげて。
そのためには、
まず、お母さんを愛情で満たしてあげて。
というようなことを聞いたことがあるけれど、
お母さんを愛情で満たしてあげるのは、
お母さん自身?
いやいや、そうじゃなくて、
この話は、
お母さんが出発点の話ではなくて、
循環する話だと思うのです。
もちろん、
お母さん自身が自分に愛情を注ぐことも出来るけれど、
ただでさえ、精一杯でしょ。
他に、できる人がいるでしょう。
そう。
家族、
近所の人、
友達、
子育て関係の人、
子供の先生、
お母さんが日常的に出会う人々
などなど・・・
みんなで、
お母さんの「今」を認めるのです。
今の赤ちゃんに向けた笑顔、やさしいね。
疲れているのに、ご飯作りがんばっているね。
っていうふうに。
みんなで、
お母さんの「今」に寄り添うのです。
そうか、そうだったんだね。
そういうことがあったなら、辛かったね。
っていうふうに。
こうしてお母さんの中に、
愛情エネルギーが溜まっていく。
それが、今度は、
子供に向かって流れていく。
もちろん、
周りで支えるみんなも、
愛情エネルギーが注がれることが大切。
つまり、
愛情エネルギーの循環です。
「今」を認める言葉。
「今」に寄り添う言葉。
そんな言葉達で、
エネルギーの好循環がされたらいい、
と思うのです。
そんな言葉達を、少しずつ、増やしていきませんか。
春も、少しずつ。
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