朝の連続小説

U-ko(ゆーこ)

2020年04月17日 15:18

某テレビ局のドラマではありません。
先生やっていた頃の、私の実践です。

その頃、
学校にはゆとりがあって。
朝の会も、せわしくなかった。

学校で読書の奨励が盛んになってきた頃で、
朝読書とか、昼読書とかやっている学校が多かった。

私は、子どもの頃本が大好きで。
特に長い創作の物語が好き。
イギリスとかドイツとかフランスとかアメリカとかの。

何で本を読むのかって、面白いから。
先生や親に言われたからではなく、面白いから読んでいました。

だから、
とにかく本を読め、ではなくて、
ちょこっと、色んな本を知って、面白い本に出会ってほしい。
そんな思いがありました。

それで始めたのが、
「朝の連続小説」。
一冊の本を、朝の会でちょこっとずつ読み進める。
ある時は、おススメの短い絵本を読む。

中学年におすすめは、
「魔女がいっぱい」(ロアルド・ダール作)

どの学年も笑うのは、
「うんこ!」(サトシン作)

なぜか高学年が喜んだのは、
「きゅうりさん あぶないよ」(スズキ・コージ作)
「とさかにごはん」(スズキ・コージ作)

私が読んだ本が面白いかどうかは、その子の自由。

だけど、
色々聞くことで、
自分じゃ手に取らない本に出会うことで、
これ面白いんだよ!と大人が目を輝かせることで、
一冊でもすてきな出会いが生まれたらいいな、

そんな思いでした。



なぜ、今、こんなことを書こうと思ったかというと、
娘の読む子ども新聞に、

「読みたいから読む!」
という記事タイトルを見つけたから。

本当にそうだよ~!
と思ったから。

これまた私以上に本好きの娘に聞いたところ、
彼女は、
「面白いから読む。」
のだそう。

そんな彼女にも、読まず嫌いがあり、
表紙の絵で遠ざかったり、
ちょっと読みでやめたり。

でも、
読み聞かせで読むと、
あとで、自分で読んでいる時もあります。
全部じゃないけどね。

そんなものだなって、思います。

大人に言われて、
宿題だから、
読まないと怒られるから、
ではなくて、

ほんとに読みたいな、って本に出会えたら、
人は、本を読むんじゃないのかな。

そんな気持ちを育んであげるには、

大人が楽しむ、
大人が目を輝かせて本をおすすめする、
大人から読み聞かせてあげる、

って、大切だよな。
って私は思ってます。

家にいる時間が長くなった今。
家にいるから読書、ではなくて、
家にいるから読書したい気持ちを育む、は、
いかがでしょう?



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