当たり前の中に素晴らしさを見る先生

U-ko(ゆーこ)

2020年02月26日 15:27

前回の続き。
教育関係者向けフォローアップのシェアです。

Bさんがシェアしてくださったのは、体育の授業でのこと。
三角コーンの置き場所をどこにしたらいいか悩んでいた子に、
「どこに置いたら一番いいか、考えているんだね。」
と声をかけた、という話でした。

この場面、通常の意識の向け方では、気にも留めない瞬間かもしれません。
特に、たくさんの子どもが同時に動く学校では、見ようと思わなければ見えない姿。
見えたとしても、
「そこでいいから、早く置いて集合して。」
と言われるかな。
「そのくらい、自分で考えて。」
と言われるかな。
つまりは、意識されたとしても、
行動が遅い
自分で考えて判断する力が低い
のように、ネガティブに注目した意識のされ方だと思います。



でも、Bさんは、同じ子どもの姿を、
ポジティブな面に意識を注いで反応しています。
・三角コーンを置く位置は、適当に決めずに、ちゃんと考える必要があると分かっている。
・置く位置に迷っても、このくらいでいいかな、と適当に置くこともできるけれど、立ち止まって考えることができている。
Bさんには、そういう姿に見えているのです。

繰り返しになりますが、
Bさんが声をかけた子どもの行動は、
ありふれた
注目されにくい
行動です。
その当たり前の中に素晴らしさを見いだせるBさん。
それがBさんの素晴らしさだと感じました。

当たり前だと思っていると、素晴らしさって見えてきません。
それくらい、できて当たり前。
して当然。
もう〇才なんだから、できて当たり前。
という価値観をもっていたら、その子のもっているたくさんの力は見えてきません。

Bさんは、自然な流れの中で、ハードルを下げた状態で、子ども達の素晴らしさを見ていらっしゃるのですね。

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